精神障がい者在宅看護セミナー
8/5(金)〜7(日)の3日間に渡り、精神科訪問看護の算定要件を満たす研修に行ってきました。
今まで病院に数年、10年単位の長期に渡り入院されていた精神疾患の患者さんたちが、これから地域に戻り生活をしていくようになります。
上の資料は2012/厚労省の医療計画(精神疾患)についての資料です。
赤線が日本です。諸外国の精神病床数が激減していく中、日本だけは違うのがわかります。
超高齢化社会による介護・医療費の高騰に起因して、医療は病院から在宅へとシフトしてきています。それは精神科においても同じです。
日本の精神病床数をみただけでも、今後多くの精神疾患患者さんたちが退院して来る事が予想できます。
(厚労省/2014:医療計画資料より)
上の「医療機関にかかっている患者数の推移」では、精神疾患が、糖尿病・がんを抜き1位となっているという資料です。
よく「四大疾病」と聞きますが、平成25年の厚労省の医療計画では、従来の4大疾病に精神疾患を含めた5大疾病5事業とし、その事業の中には、訪問看護による医療連携が上がっています。
その受け皿となる訪問看護ステーション、精神疾患もみていけるステーションが増えていく事が望まれています。
精神科訪問看護のポイントは、アセスメントの方法です。
今回の講義では、事例を取り上げながらストレングスモデルが紹介されました。
問題解決型の看護でなく、その人の強みに注目しその人の生活に合わせながら伴走していく看護である事。
リンクは平原さんの訪問看護ステーションと寺田さんの訪問看護ステーションです。参考になる事がたくさんです。
そして萱間先生と寺田さんの書かれた本は、ステーションに必須でしょう。
精神科の薬にも強くならなくてはいけません。
私は認定過程で萱間先生の授業を受けた時、この本を購入しました。とても分かりやすくおすすめです。
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